製作実習   

人様の製作を真似て勉強することしかできないのでwebで気づいた装置を組み立てます。


 1 LCDの表示 2015.04.16
 2 LCD用負電源 2015.05.12
 3 パーツとしてのLCD表示回路 2015.05.17












 1 LCDの表示   
いくつかのサイトを見せていただきましたが、このページの記事がわかりやすかったのでトレースしてみました。inazakiさんのサイトのようです。
H8・R8Cのボタンを押して、「簡易LCDモニター(R8C)」がそれです。




写真左側のスイッチ基板はUSB-シリアル変換器とターゲット基板の間に入って、MODEの切り替えをしています。ブレッドボードが複数になってもMODEスイッチは1つで済ますもくろみです。
ブレッドボードに接している基板は、電源スイッチのためのものです。白い押しボタンスイッチは珍しくトグルスイッチです。プログラム書き込み時にデバイスとつながらない時がありますが、ターゲットの電源を一時切るとうまうゆくようです。どこかの学習基板では書き込みのリセットを押すときは電源を必ず切るように指示したものがありました。
DIPスイッチは他の実験のもので、今回は関係がありません。

LCD表示器はかなり以前にデジットで購入したもので、品番もわかりません。2行×16文字ですが、秋月のものとはVccとGNDが逆で、1番ピンがGNDになっています。

参考サイトには、ソースファイルとhexファイル(.MOT)がありますが、ソースファイルをHEWでビルドして使っています。

端子の勘違いに気づくまで(LCDのDB番号とR8Cのポート番号が逆になっている)少々時間がかかりましたが、正常に起動しました。

プログラムは、PCから(私はTeraTermを使いましたが)、
  (行番号1または2)、(カンマ)、(2桁のカラム番号)、(カンマ)、(文字列)
を送るとLCDに表示するものです。

これからはこの方の lcd.h lcd.c を使わせていただこうと思っています。上記のフォーマットで関数を呼び出すと表示されるようになっています。

なお、プログラム時とUART通信時ではデバイスのポート番号が違うので、14番ピンと15番ピンを1.5kの抵抗でつないでいます。
書き込みには、cp2102コンバーターを使いました。これは3.3Vで動いているようで、FDT4.09で書こうとするとつながらないケースが多く出ました。ターゲットはLCDが5Vでないと動かないし、書き込みは3.3Vでないとうまくいかない。当方の電源には5Vと3.3Vがスイッチ切り替えになっているので煩雑に切り替えても手間はないので問題ではないのですが。FT232RLで電圧切替スイッチを付けたコンバーターの方がよいのかもしれません。
 1 LCDの表示 おわり




 2 LCD用負電源   
電源の主流が3.3Vになり、温度センサーの電源電圧がmax3.7Vのものがありました。ところが手持ちのLCDは3.3Vでは表示できません。以前にも経験があるのですが、負電源を作って回路は3.3Vで、液晶の電圧はそれより高くすることを考えます。
 GND−10kVR−マイナス電源
と接続してVRの中点からV0に接続します。


計画通り作ったところ無負荷で3.0V出ましたから「よし」としたのですが、負荷をかけると1V未満になります。そこで、インバーターをパラにしたのですがまだまだ電圧不足です。コンデンサに10μFを付け加えて期待の電圧になりました。-2.5Vが得られてLCDが3.3Vで表示できました。
端切の基板にカッターナイフでパターンを作りICはのりづけしています。
 2 LCD用負電源 おわり




 3 パーツとしてのLCD表示回路   

上記のLCD回路の作者の方が書いておられましたが、R8C/M12Aは端子の数が少ないのが難点です。LCD表示のために6本の端子を必要とします。そこで、R8C/M12Aを1個追加しておけばUARTの1本の信号線でLCDに表示できます。
実験で使いやすいようにベニヤ板の上にまとめました。上に見える3本の線をブレッドボードにつなげば使えます。
信号線をマイコンのTXDにつないでキャラクタを送ることになります。
「!」で消去、
行番号(1,2) カンマ カラム番号(01〜16) 文字列  で表示
となります。



プログラムはブレッドボードで作り、ソケットで実装しているので reset MODE は実装していません(手抜きです)。

3.3Vで使うようにLCD用の負電源を付けました。上の実験ではインバータICを使いましたが、今回はマイコンに余裕があるのでポートをon,offして矩形波を作り、それを使っています。
タイマー割り込みで作るのが正当ですが、不勉強だったので、入力待ちループにポート反転命令を書いて、約8kHzの信号を取り出しています。
とりあえず基板にカッターで溝を入れて実験しました。使ったショットキバリアダイオードが1608サイズであったので、カソードマークを読むこと、ハンダ付けすることに苦労しました。
実験中でハンダが汚いのですがご辛抱下さい。(作っても時間が経てば端子の位置も忘れるのでここに置いています)

LCD組み込みの装置を作るとき、開発段階で重宝すると思います。プログラム




負電源整流回路の第2作です。
25kHz程度を発振するとコンデンサは0.1μで実用になるようです。


上のものは横幅が14mmでしたが、右は11mmです。
銅箔の全面にハンダを伸ばしてからハンダ付けしました。ハンダが素直に広がってくれます。







 3 パーツとしてのLCD表示回路 おわり



























工事中




















 1 LCDの表示   

 1 LCDの表示 おわり


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