ubuntu導入記  

 linuxは昔に2、3度試したことがあるのですがいずれも失敗に終わり「自由」にあこがれ続けながらもあきらめていました。このたびubuntuをWebで見ていますとwindowsをインストールしたままでubuntuを試すことができ、不要になればwinから削除できることを知りました。
試しにインストールしてみますと過去のlinuxと違ってデスクトップ画面も現れます。画面の解像度が800×600に制限されていましたが、winのファイルを見ることもでき、試しに動画をクリックするとプログラムが自動でインストールされて動きます。音は出なかったのですが。
また、WinXPのNTFSファイルシステムも読みとれるのには驚きました。解像度で思案していましたが、掲示板で教えていただきファイルをもらってくると1024×768の表示もできるようになりましたので勉強をはじめてみようと考えた次第です。
ここに、その足跡を残しておこうと思います。

ubuntuのシステムを変更しました: 上記のようにwubiでインストールしたのですが、windowsに依存する不便なところがあると聞き、今後はより完全に近い基礎を気付いておきたいと思いまして同じハードディスクですが、独立したパーティションに CD ubuntu をインストールすることに変更しました。したがってこれまでに書いたwubiによるものは実体が無くなりましたが、参考のために削除せずにおきます。


PCの仕様 
インストール 
ディスプレイを1024×768に変更 
起動時のデフォルトをubuntuからwindousに変更 

(Wubiによるインストール) 






PCの仕様
2009年10月にマザーボード一式を交換しました。
マザーボード:   GIGABYTE製GA-G31M-ES2L
メモリ:2GB×2(全部有効とは限らない)
ハードディスク:500GB(SATA)+60GB(ATA 補助HD 光学ドライブ回路に接続)
光学ドライブ:DVD読み書き可
CPUPentium Dual-Core E6300 2.8GHz

グラフィック・サウンドはオンボード
ハードディスクは 4つのパーティション C(116GB),E(116GB),F(116GB),G(58GB)ドライブ + ubuntu領域(58GB)
OSはWindowsXP
                        
 



インストール 
まずはじめにインストール用のCDを作製します。
Ubuntuの日本語環境のサイトで「日本語 Remix CDのダウンロード」を選びます。
リンク先のページの富山大学から
http://cdimage-u-toyama.ubuntulinux.jp/releases/9.10/ubuntu-ja-9.10-desktop-i386.iso をクリックして
ubuntu-ja-9.10-desktop-i386.iso をダウンロードしました。

.isoファイルは実行CDのイメージファイルということで通常のデータ書き込みでは書くことができません。
そこでimgburnというツールをダウンロードします。
http://www.softpedia.com/progDownload/ImgBurn-Download-27810.htmlのページの
 Softpedia Mirror (US) [EXE] を選択しました。
ファイルを適当なフォルダに置いて実行しますとツールimgburnがセットアップされて、ショートカットができます。これを実行してイメージファイルをCDに書き込みました。

私のPCはデフォルトではCD-ROMの起動は順位が低かったのでBIOS設定を変更してハードディスクに先立ってCD-ROMから起動するようにしました。
CDをセットして起動しますと、やや時間がかかりますが、起動画面がでます。メニューがありますが放置しますと時間経過後にデスクトップが立ち上がります。
テスト実行とインストールの選択がありますが、インストールを選びます。
インストールの場所(パーティション)をたずねられますが、windowsと関係のない場所としたいので、60GB弱の「空き領域」(winでパーティションを作っていないところ)を指定しました。
いくつかの問に答えるとインストールされます。中断しながらのインストールとなりましたので時間はかなりかかったようです。なお、パスワードを入力するように設定しましたが一人で使うPCですから簡単なもの(ubuntuに叱られますが)にしています。
再起動でubuntuとwindowsの選択となりますがデフォルトではubuntuが立ち上がることになっています。
音は出ましたがディスプレイは 800*600 で、1024*768は選択できません。

OSの選択はMBRによるもの(GRUB2と呼ばれるもの)であるようでubuntuを削除するときはMBRの補修も必要だそうです。

                         



ディスプレイを1024×768に変更 
GIGABYTEのサイトを探しましたが、G31チップセット用のlinuxグラフィックドライバは無いようです。モニタの自動検出もできず困っていましたが、掲示板に書いたところ宮前さんから、成功例のサイトを紹介していただきました。

モニタをつぶしてしまうとデスクトップさえ表示されなくなる危険がある、と知っていましたがダメでもともと、デスクトップが消えたらシステムを削除して再インストールすれば済むと考えて万一に期待して試してみることにしました。
成功のサイトへ行って、xorg.confの内容をコピーします。Winでコピーしてもubuntuで読みとれますから、場所がはっきりしている補助HDのルートにtxtファイルとして保存しました。

ubuntuを起動して、「システム」→「端末」と進み、
$ sudo gedit /etc/X11/xorg.conf
と書き込みますとパスワードを聞いてきて、内容が空の xorg.conf がエディタで開かれます。
その中に右クリックでテキストを貼り付けました。保存ボタンを忘れずに押して、再起動をかけます。

再起動されたデスクトップは、メニューバーの様子から 1024×768 の解像度であることがわかりました。感激です。試されて公表された先人と、それを紹介してくれた宮前さんにただ感謝!

ここに xorg.cnf に書いた内容を挙げて置きます。
Section "Device"
Identifier "Configured Video Device"
EndSection

Section "Monitor"
Identifier "Configured Monitor"
Vendorname "Generic LCD Display"
Modelname "LCD Panel 1024x768"
Horizsync 31.5-48.0
Vertrefresh 56.0 - 65.0
Modeline "1024x768" 65.0 1024 1048 1184 1344 768 771 777 806 -vsync -hsync
EndSection

Section "Screen"
Identifier "Default Screen"
Device "Configured Video Device"
Monitor "Configured Monitor"
Defaultdepth 24
SubSection "Display"
Depth 24
Modes "1024x768" "800x600" "640x480"
EndSubSection
EndSection
  以上
                         


起動時のデフォルトをubuntuからwindousに変更 
ubuntuをインストールしましたがほとんど使用でない(勉強不足)状態です。しかし、電源断からの起動ではメニュー表示中にwindouwを起動するようにカーソルを移動しないとデフォルトのubuntuが起動して困っていたところです。
grubとgrub2ではデフォルトの変更方法が違うようで、私のgrub2では間接的に /boot/grub/grub.cfg を変更するとのことでした。このページに詳細な説明がありましたのでそれにしたがって変更しました。
以下にこのページの内容を転載させていただきます。
■デフォルトの起動OSを変更する。
 今回はubuntuからWindowsに変更してみる

@メニューのエントリー項目を確認
 $ grep menuentry /boot/grub/grub.cfg

A表示された結果でWindowsの部分をコピーしておく。
 今回はこの行↓
 menuentry "Windows XP Service Pack 3 (on /dev/sda1)"

BgeditでGRUB 2の設定ファイルを修正する。
 $ sudo gedit /etc/default/grub

 「GRUB_DEFAULT」を含む行を、Aでコピーしたものに書き換える。
 GRUB_DEFAULT="Windows XP Service Pack 3 (on /dev/sda1)"

Cターミナルから下記コマンドを実行すれば完了!
 $ sudo update-grub
これでデフォルトがwindowsになり起動がらくになりました。作者の方に感謝!




 

                         















Wubiによるインストール

PCの仕様 
ubuntuのインストール 
解像度を1024×768にする 
音がでました 
フォントのインストール 
wubi_ubuntuのアンインストール 


PCの仕様
2009年10月にマザーボード一式を交換しました。
マザーボード:   GIGABYTE製GA-G31M-ES2L
メモリ:2GB×2(全部有効とは限らない)
ハードディスク:500GB(SATA)+60GB(ATA 補助HD 光学ドライブ回路に接続)
光学ドライブ:DVD読み書き可
CPUPentium Dual-Core E6300 2.8GHz

グラフィックボード・サウンドボードはオンボード
ハードディスクは 116GB×4のパーティション C,E,F,Gドライブ
OSはWindowsXP



ubuntuのインストール
ubuntuにはいろいろなインストール方法があるようです。CD起動版も試してみましたが起動にかなり時間がかかります。前述のようにWinと同居できてインストールもWinからできるという
wubiインストーラを使うことにしました。このページの最初の部分に Download Now ubuntu9.10 のボタンがあります。これをクリックするとWinでインストーラがダウンロードされ、それを実行するとubuntuのインストーラが起動します。

初期のインストーラが起動したところでPCの再起動がされ、Winとubuntuの選択画面が出ますのでubuntuを選びますと引き続いてインストールが行われます。約10分で終了しました。
ユーザー名とパスワードを登録して再起動します。ユーザー名は選択肢で出てくるのですが、パスワードは頻繁に求められますから簡単なものにしました。
起動すると早速デスクトップ画面が現れたのには驚きました。過去のlinuxチャレンジではついぞこの画面には辿り着けなかったのでした。

上部にメニューバーがありますが、「システム」→「設定」→「画面」と進んでも 解像度は 800×600 までしかありません。しかし、低解像度ながら、メニューバーにある firefox のアイコンをクリックするとインターネットに繋がりグーグルで検索すると思いのサイトへ行けます。
「場所」をクリックするとハードディスクにアクセスできますが、ドライブのパーティションはどうなっているのかわかりにくい状態です(これからの課題です)。
しかし、WinのNTFSファイルシステムを読むことができ、.txtファイルをクリックするとエディタが起動して内容を見ることができます。
たまたま動画ファイルをクリックしますと読み出しプログラムが無いのでインストールが自動で行われ、見ることができました。しかし、音声は出ないままです。

1028×768が出ないのが非常に残念、と思いつつインストールを終了しました。



解像度を1024×768にする
GIGABYTEのサイトを探しましたが、G31チップセット用のlinuxグラフィックドライバは無いようです。モニタの自動検出もできず困っていましたが、掲示板に書いたところ宮前さんから、
成功例のサイトを紹介していただきました。

モニタをつぶしてしまうとデスクトップさえ表示されなくなる危険がある、と知っていましたがダメでもともと、デスクトップが消えたらシステムを削除して再インストールすれば済むと考えて万一に期待して試してみることにしました。
成功のサイトへ行って、xorg.confの内容をコピーします。Winでコピーしてもubuntuで読みとれますから、場所がはっきりしている補助HDのルートにtxtファイルとして保存しました。

ubuntuを起動して、「システム」→「端末」と進み、
$ sudo gedit /etc/X11/xorg.conf
と書き込みますとパスワードを聞いてきて、内容が空の xorg.conf がエディタで開かれます。
その中に右クリックでテキストを貼り付けました。保存ボタンを忘れずに押して、再起動をかけます。

再起動されたデスクトップは、メニューバーの様子から 1024×768 の解像度であることがわかりました。感激です。試されて公表された先人と、それを紹介してくれた宮前さんにただ感謝!

この時点でubuntuを続けてみようとの気持ちになりました。

ここに xorg.cnf に書いた内容を挙げて置きます。
Section "Device"
Identifier "Configured Video Device"
EndSection

Section "Monitor"
Identifier "Configured Monitor"
Vendorname "Generic LCD Display"
Modelname "LCD Panel 1024x768"
Horizsync 31.5-48.0
Vertrefresh 56.0 - 65.0
Modeline "1024x768" 65.0 1024 1048 1184 1344 768 771 777 806 -vsync -hsync
EndSection

Section "Screen"
Identifier "Default Screen"
Device "Configured Video Device"
Monitor "Configured Monitor"
Defaultdepth 24
SubSection "Display"
Depth 24
Modes "1024x768" "800x600" "640x480"
EndSubSection
EndSection


音がでました 
webを検索しているとubuntu9.10をインストールすると音が出なくなったという報告がいくつかありました。
その中に、gnome-alsamixer をインストールすると音が出るという報告があり、試してみました。

ダウンロードページを読むと、
Debian を使用している場合、パッケージのダウンロードやインストールはこのウェブサイトから手動で行うのではなく、aptitude や synaptic のようなパッケージマネージャを用いて行うことを強くお勧めします。 次のような行を /etc/apt/sources.list に追加して、以下の一覧にあるミラーのうち使いたいものを利用可能にすべきでしょう。 deb http://ftp.de.debian.org/debian lenny main ftp.de.debian.org/debian を使いたいミラーに置き換えてください。
とありましたから、
場所→コンピュータ→ファイルシステム→/etc→/apt→/sources.list を探し出して、 このsources.listを開いて、
「他のソフトウエア」タブのリストに
 deb http://ftp.us.debian.org/debian lenny main
を付け加えてデフォルトでアップデートしました。

アップデートが終わった時点で再起動をすると音が出ました。原理は分かっていませんが、音が出たので良しとします。



フォントのインストール 
IPAモナーフォントをインストールしました。(できたと思います。見やすくなったような気がします。)
このフォントは、Windowsで作成された各種文書を他のOSで表示する際に便利に使うことができます。フォントの幅と高さをWindowsで標準添付されている日本語フォントに合わせてあるので、レイアウトの崩れを最小限に抑えることができます。
ということです。ここからダウンロードしました。



wubi_ubuntuのアンインストール 
windows コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」でubuntuを削除します。
しかし、起動画面でubuntuとwindowsの選択画面が残りますので、c:\boot.ini の C:\wubildr.mbr = "Ubuntu" の行を削除します。
このときboot.iniは見えませんので、「フォルダオプション」→「表示」→「保護されたオペレーションシクテムのファイルを表示しない」のチェックをはずすと見えますのでエディタで上記の1行を削除します。

 

                         







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