ChaNさんのISPライタの作り方
 USB-シリアル変換ケーブルでの使用はトラブルが多いので使用してはいけません。
 ChaNさんのCOMポート接続ISPライタは、回路が簡単で極めて優秀なハードウエアです。COMポートさえあれば誰もが欲しいライタです。
Webページに公開されているのですが、完成度の高い作品外観と回路図ですので、電子工作がはじめてでそれ故ライタが欲しい人には製作がやや難しそうです。 実際、掲示板に質問があって、それに答えて成功に至ったという事例が2件ありました。そんなこともあって、akibowさんから実体配線図を公開してはという意見も いただきましたが、とても書けるわざではありません。ゆったり目の基板にわかりやすく配置して、それの写真で代用してもらおうと作ってみたものが次の作品です。


ChaNさんの回路図を引用します。(無断でごめんなさい)

D-subコネクタの図が半田付け面からの図でないこと(半田面からは上の左は5番ピン)、HC126の14番、7番ピンの接続がないことが初心の人には難しそうです。 (その後、ChaNさんの回路図に 14番→Vcc 7番→GND 接続が追記されました。)

まず、D-subコネクタの半田付けです。
差込面をよく見るとコネクタに番号の刻印があることがわかります。
上側右から1、2,3,4,5、下側右から6、7,8,9です。
ルーペを使わないと見にくいこともあるでしょう。この番号を確認して半田付けすれば間違うことは 無いのですが、番号が見にくいのでつい先入観で誤ります。
ジャンクのコネクタしかなく汚くてゴメンナサイ。



9ピンのすべてが必要なわけではありません。
回路図の左を見ると、上から順に
@2番と6番をつないだもの(赤い線を使いました)6番に接続する白い線をあらかじめ繋いでおきました。
A7番(紫の線を使いました)
B3番(橙の線を使いました)
C4番と8番をつないだもの(黄色の線を使いました)8番に接続する黒い線をあらかじめ繋いでおきました
D5番(緑の線を使いました)
以上、5本で7カ所の接続です。
ピン番号とカラーコードを合わせました。

次に、基板上の部品配置について

部品面から見た基板です。デジタル回路はアナログほど位置を要求しないので、慣れない内は大きめの基板を使って、問題が無い限り回路図と関係が深い 部品配置とすると理解しやすくなります。回路図と見比べてください。左右のリードは上下の順番も回路図と同じです。左の5本の抵抗、右の3本の抵抗、 このほかスイッチやコンデンサも回路図と同じ位置に置きました。

これらの部品を半田付けし、コンピュータ画面で配線を考えたのが次の写真です。配線の色分けは適当ですから深く詮索しないでください。 HC126の14番と7番ピンの処理に注意してください。

時間があれば回路図と照合してみてください。

この図面を見ながら実際に配線したものが下の写真です。

太いUEW(0.4mm)で頑張って見ましたが、最後の細かいところは無理だったのでいつもの0.2mmUEWを使いました。細部で上の図と違っていますが、 「ペイント」では書き直しができませんのでご勘弁下さい。

最後に、書き込み用コネクタです。
ピンソケットの長いものを金鋸で6ピン用に切って使っています。ターゲットにピンヘッダを付けていますので少しずつの プログラムをしながら動作を確認するのに便利です。

写真ではきたないのですが、1番ピンに印を付けて誤接続を防いでいます。通常は金色のマジックを使うのですが、写真に写らなかったので 代用品を探したところきれいな仕上がりになりませんでした。











その他いろいろ
リクエストがあって、またまたライタを作ってしまいました。今回のものは、その経過から、やや大きめの基板を使って余裕のある配置となりました。
手本としなければならないこともあって、丁寧に作ったつもりです。ミスはなく仕上がりました。説明用に、日頃使わない長いコードとしました。自分用には 机上に延長コードが来ていますので、基板にコネクタを直接付けています。コネクタケースや、本体のケースも考えていませんし、コードの引き出しは半端で 使用に耐えないかもしれませんが、説明用ということでご勘弁下さい。
「動いているからええ」のですが、100nFはできる限りHC126のVccとGNDの最短距離に入れる方が良いと思います。

追加すべき事項や、訂正がありましたらご連絡をお願いします。

おまけで、日頃使っているものを出しておきます。手作りの板バネプッシュスイッチにバルサのボタンを付けて、ソフトタッチを楽しんでいます。




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